セラミック矯正とは?方法・期間・費用・対応歯並び・失敗の全てを解説

 

「セラミック矯正について詳しく教えてほしい。本当に歯並びが綺麗になるの?」

「セラミック矯正にはどのくらいの期間とどのくらいの費用がかかるの?」

セラミック矯正は元の歯を小さく削り、その上から人工歯を装着するものです。そのため元の歯の位置を少しずつ移動させる矯正方法と違い、短期間で美しい歯並びを手に入れることができます。

今回はそんなセラミック矯正について以下の要素を解説します。

  • セラミック矯正の具体的な方法と治療の流れ
  • 費用
  • 対応できる歯並び
  • セラミック矯正に存在するリスク
  • メリットとデメリット

短期間で美しい歯並びを手に入れることのできるセラミック矯正が、必ずしも万能の矯正方法とはいえません。

そのため、この記事で解説する各要素を正確に理解して治療の選択をしてください。それが健康を維持したまま美しい歯並びを手に入れることにつながるのです。

歯を削り人工歯をかぶせるセラミック矯正

記事の最初ではセラミック矯正の方法を解説します。

セラミック矯正は、矯正と聞いてすぐに思い浮かべるワイヤー矯正やマウスピース矯正とは根本的な仕組みが異なるのです。まずはその違いを理解してください。

セラミック矯正の方法

セラミック矯正においては元の天然歯を削り、その上から人工歯をかぶせます。そのためセラミック矯正後にあなたが使うのは天然歯ではなく人工歯ということになります。

ここがワイヤー矯正およびマウスピース矯正との大きな違いなのですね。2つの矯正方法は天然歯の位置を変更するので、矯正後も天然歯を使って生活することになります。

しかし天然歯の位置を変えるには1年以上の期間が必要となります。これに対してセラミック矯正の場合は、元の歯の位置を変える必要がないため矯正が素早く完了する点に大きな特徴があるのです。早い場合は1か月程度で矯正が完了します。

セラミック矯正の流れ

続いてセラミック矯正の流れを確認してみましょう。流れは以下の3つのステップで構成されています。

簡単にまとめると以下のとおりになります。

  • STEP1:歯を削り、仮歯を装着
  • STEP2:歯と仮歯の調整・歯型をとる
  • STEP3:セラミックで作った人工歯をかぶせて完了

これにかかる期間が1か月~2か月となります。他の矯正方法が1年以上かかるのに対して、セラミック矯正がいかに素早く矯正を完了できるかがわかりますね。

では、セラミック矯正はどのくらい長持ちするのでしょうか。この点は人工歯に使う材質にもよりますが、短いもので5年~7年、長いものであれば10年以上もちます。

セラミック矯正にかかる費用

ここまでの解説でセラミック矯正がどのような方法かイメージできたでしょうか?元の歯を削るという点が最大の特徴となります。それゆえに短期間での矯正を可能にしているのですね。

ここではセラミック矯正にかかる費用について確認してみましょう。費用については、人工歯にどういった素材を使うかで変わります。以下で人工歯の材質と費用を簡単にまとめたので確認してみてください。

人工歯の材質

特徴

費用

オールセラミック

すべてがセラミックで作られるもの

90,000円~150,000円/1本

メタルセラミック

表面がセラミックで、内部が金属

80,000円~140,000円/1本

ハイブリッドセラミック

セラミックに樹脂を混ぜたもの

50,000円~120,000円/1本

ジルコニアセラミック

表面がセラミック、内部がジルコニア

80,000円~150,000円/1本

このように最も安いものでも1本5万円、高いものになると1本15万円ほどかかります。ただしこれらはあくまで相場であり、厳密な費用については歯科医院ごとに異なるので医師にしっかりと確認してみください。

値段を詳しく知りたい方は以下の記事も参考にして下さい。

材質ごとの値段解説!セラミック矯正の費用とメリット・デメリットを知ろう

セラミック矯正で対応できる歯並び

次はセラミック矯正がどのような歯並びに対応できるか確認していきましょう。あなたの歯に対応できないにもかかわらず無理にセラミック矯正を行うと健康を害する恐れがあります。

出っ歯や八重歯にも対応できる

セラミック矯正はある程度のものならば出っ歯や八重歯にも対応することができます。それこそ出っ歯や八重歯を削り、その上から適切な角度になるように人工歯を装着すればよいのです。

前歯をワイヤー矯正しようとすると、矯正器具を歯の表面に1年以上装着しておかなければなりません。これが難しい場合は、出っ歯や八重歯にもセラミック矯正が向きます。ただし以下で解説するセラミック矯正の限界には注意してください。

あまりにひどい歯並びには対応できない場合あり

セラミック矯正を検討する際に最も気を付けなければならないのが方法としての限界です。セラミック矯正は元の歯を削って人工歯を装着するため、元の歯の位置を根本から変えるような部分に人工歯を装着することはできないのです。

元の歯を完全に抜歯して人工歯を装着するという方法もあるにはありますが、骨格や顎の形状から歯の位置およびかみ合わせに問題が起きている場合、セラミック矯正での改善は難しくなります。一般的な矯正効果の高さを並べると以下のとおりです。

マウスピース矯正<セラミック矯正<ワイヤー矯正

あなたの歯並びにセラミック矯正が適しているかは、歯科医院で医師と相談しながら検討していってください。無理な矯正はリスクを高めるだけとなります。

ピンポイントの矯正に向いている

このような特徴と限界を持つセラミック矯正は歯並び全体がガタガタの状態の矯正よりはピンポイントでの矯正に向いています。それこそ八重歯が1本あるような場合、そこだけを短期間で矯正できるためです。

また後述する通り、削ることで元の歯の寿命が短くなるリスクがセラミック矯正にはあります。そのため全ての歯をセラミック矯正してしまうことには歯の寿命という観点から一定のリスクがあります。

セラミック矯正に存在するリスク

もともとセラミック矯正は欠損した歯を補う治療方法として発達してきました。これが現在は審美歯科の分野で利用されているのです。そのためセラミック矯正の方法そのものに大きな危険はないと考えて問題ありません。

ただしセラミック矯正に一定のリスクが存在するのも事実です。ここでは、そんなリスクについて確認してみましょう。またリスクに対して適切な方法をとることで、その顕在化を防ぐことができます。ここではそうした対策も紹介するので読んでみてください。

元の歯の寿命が短くなる点に注意

先ほども簡単に述べましたが、削ることで元の歯の寿命が短くなるリスクがあります。また削った歯を元に戻すことはできません。このように天然歯の寿命を短くするリスクがあることは必ず頭に入れておいてください。

ただし天然歯および口腔内の健康は、毎日のブラッシングや定期的な歯科検診を受けることでケアすることができます。そのためセラミック矯正をした後の毎日のケアが重要になります。そうすることで天然歯の寿命への影響を最小限におさえられるのですね。

かみ合わせに異常が出る

先ほどセラミック矯正の限界について骨格や顎の形状そのものを変えることができないと述べましたが、技術と経験のない歯科医院でセラミック矯正を受けることでかみ合わせに問題が出る恐れがあります。歯並びを美しくすることばかり考えて、かみ合わせまで気が回らないのですね。

こうして起こったかみ合わせの異常は顎や首に大きな負担をかけることとなり、頭痛、肩こりなどにつながります。また歪んだ形で力がかかることで人工歯が欠ける恐れもあります。

こうしたリスクに対応するためには、はじめから高い実績と技術を持つ歯科医院を選ぶしかありません。ときには複数のクリニックで相談を受けて、あなたの歯並びに最も適切に対処してくれる歯科医院を選んでいきましょう。

不自然に白い人工歯を選んでしまう

セラミック矯正では人工歯について、あなたの希望に合わせた色を選ぶことができます。

しかし、そこであまりに白い歯を選んでしまうと肌の色との関係で外見が不自然になる場合があります。

そもそも日本人は黄色人種と言われているとおり、肌の色は白ではなく黄色がかっています。

そのため白人のような真っ白な歯は浮いてしまうのですね。そのため安易に真っ白な歯を選ぶのではなく、あなたの肌の色との関係で自然に見える白さを選びように心がけましょう。

セラミック矯正のメリットとデメリット

ここまで様々な視点からセラミック矯正について解説してきました。記事の最後では、これまでの内容をまとめる意味でメリットとデメリットを解説します。

セラミック矯正のメリット

セラミック矯正のメリットをまとめると以下の通りです。

  • 1か月~2か月という短い期間で矯正できる
  • 1本から矯正できるので費用が安く済む場合がある
  • 矯正中、歯に器具をつける必要がない
  • 歯の色も変えることができる

最大のメリットはやはり矯正期間が短いという点です。そのため結婚式の前に歯を綺麗にしたいというような緊急のニーズにも応えることができます。

また人工歯を利用することから矯正と同時に歯を白くすることができる点も大きな魅力でしょう。

セラミック矯正のデメリット

続いては、セラミック矯正のデメリットをまとめます。以下を確認してみてください。

  • 削ることで元の歯の寿命が短くなる恐れがある
  • 元の歯の位置を変えることはできない
  • 骨格や顎の形状異常による歯並びの悪さには対応できない
  • 人工歯の寿命は長くても15年程度、メンテナンスも必要

やはり一番のネックは元の歯を削る点です。そのためセラミック矯正を全ての歯に施すことはリスクが高くなります。

また過度に悪い歯並びには対応できない点も忘れないでください。実績と技術のある歯科医院でしっかりと相談して、セラミック矯正を行うか否か決める必要があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はセラミック矯正について幅広く解説しました。短期間で美しい歯並びを手に入れることができるという魅力から元の歯を削るリスクまで理解できたでしょうか。

記事内で解説したポイントをまとめると以下の通りとなります。

  • セラミック矯正は元の歯を削って人工歯を装着する方法
  • 矯正は1か月~2か月で完了し、1本あたり5万円~15万円ほどの費用がかかる
  • 過度に悪い歯並びには対応できない場合がある。実績と技術のある医師と相談しよう
  • 削ることで元の歯の寿命が短くなるリスクがある
  • あなたの肌に色に合った白さの人工歯を選ぶべき

この記事で解説したメリットとデメリットをしっかりと理解することで、セラミック矯正のリスクを回避することができるようになります。

美しくなるために、あなたに合わない矯正方法を選ぶことは本末転倒なので、医師と相談しながらじっくりと検討してみてください。

その上でセラミック矯正があなたに適しているのであれば、1か月~2か月で白く美しい歯並びを手に入れることができます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です