リラックスと麻酔がポイント!嘔吐反射でも歯医者で治療する方法

「嘔吐反射があって歯医者で治療を受けることができない」

「嘔吐反射を克服することはできるのかな?」

歯医者が苦手な人はもともと少なくないですが、嘔吐反射を持つ人は苦手を通り越して治療に大きな支障をきたします。

しかし定期的に歯医者に通うことができないと、どんどん口腔内の環境が悪くなっていくのも事実。

そこで今回の記事では、嘔吐反射の人でも歯医者で治療を受けることのできる方法を解説します。

結論から述べると、嘔吐反射を今すぐに治すことは難しいケースが多いです。しかし、麻酔を利用した治療を選択することで嘔吐反射に関係なく治療を受けることができます。

麻酔を使った治療を受ける場合は歯科医としっかりと相談し、治療の可否を選択してください。

嘔吐反射とは

はじめに嘔吐反射がどのようなものかについて確認してみましょう。自分では気づいていなくとも、実は嘔吐反射を持っていた…というケースがあります。

嘔吐反射とは、その名のとおり反射的に起こる嘔吐の症状を指します。

詳しくは後述しますが、歯医者で口の中にミラーをさしこまれた場合に、反射的に「オエッ」とえづいてしまうことがあります。これが嘔吐反射になります。

嘔吐反射は「反射」であるため、あなたの意思で止めることができません。そのため歯医者での治療に大きな支障をきたすのです。

歯医者で嘔吐反射が起こるケース

歯医者で治療を受ける際に嘔吐反射が起こるのは以下のようなケースです。

  • 歯科医の指で口を広げられる
  • ミラーなどの治療器具を口腔内にさしこまれる
  • うがい

当然ですが、歯医者では口腔内に様々な器具を入れて治療を行います。

ミラーで患部を確認する、歯を削る、抜歯する、唾液や血液を吸い込む…など、嘔吐反射を持つ人は歯医者の治療に耐えるのが非常に難しいのです。

それではこういった嘔吐反射の根本的な原因はどこにあるのでしょうか?

嘔吐反射の根本的な原因

 ここからは嘔吐反射の根本的な原因について確認していきましょう。原因を確認することで、嘔吐反射に対する漠然とした不安は消えるかもしれません。

嘔吐反射の根本的な原因は以下の3つです。

  • 生理的反応
  • トラウマやストレス
  • 口呼吸

それぞれについて確認してみましょう。

生理的反応

嘔吐反射の一つの原因は生理的反応です。つまり、克服するのが非常に難しいということです。

人の体は口の中に異物が入ってきた際、反射的に吐き出そうとします。これは身体を守るための反応であり、基本的にはすべての人が有しています。

どんなに健康な人であっても、喉の奥に異物を押し込まれると嘔吐反射が起こります。このように嘔吐反射そのものは決して異常な反応ではないのです。

トラウマやストレス

嘔吐反射自体は異常な反応でないことがわかりましたが、嘔吐反射が起こるケースは人それぞれです。

そして多くの人は歯医者の基本的な治療において嘔吐反射を起こすことはありません。

こうした個人差には過去のトラウマやストレスが大きく関係していると考えられます。

特に幼少期に歯医者で嫌な思いをした記憶があると、それが原因となって大人になってからも嘔吐反射を起こしやすくなります。

また治療を受ける際に睡眠不足やストレスが蓄積していると、身体が異物に過剰に反応するようになり、嘔吐反射につながります。

そのため嘔吐反射を少しでもおさえようと考える場合は、治療の前日にゆっくりと睡眠をとっておく必要があります。

口呼吸

また嘔吐反射には口呼吸が関係している場合もあります。

普段から口で呼吸するクセがついていると、歯医者の治療で鼻呼吸をしなければならなくなった際にえづいてしまうのです。

一方で普段から鼻呼吸している人は治療中も自然に鼻で呼吸できるため、嘔吐反射を起こすことが少なくなります。

普段から口呼吸がクセになっている人は、意識して鼻で呼吸するように心がけましょう。はじめは不自然に感じるかもしれませんが、一日いちにちと鼻呼吸に慣れていくはずです。

嘔吐反射があっても治療できる歯医者を選ぼう

 いかがでしょうか?ここまでの内容で嘔吐反射についてイメージができたでしょうか?

嘔吐反射にはストレスなども大きく関係していますが、本来は人間の生理的な反応です。そのため嘔吐反射を完全に防止することはできません。

では、ストレスを解消して歯医者に行けば良いのかというと、トラウマなども関係するため難しいのが現実です。

そこで、ここでは嘔吐反射を持つ人が選ぶべき2つの選択肢を紹介します。

リラックスできる歯医者を選ぶ 

昨今は様々な歯医者があります。一昔前のようにすべての歯医者が無機質な空間ではなく、カジュアルでリラックスできる診療室を持つ歯医者も増えてきているのです。 

そのため子供の頃に無機質な診療室で嫌な思いをしたことが嘔吐反射につながっている場合、違う印象を持つ歯医者では嘔吐反射が起こらないことがあります。 

あなたが心の底からリラックスできる歯医者を探してみてください。また治療を始める前に、歯科医に嘔吐反射があることを伝えるのもおすすめです。

麻酔を利用した治療のできる歯医者を選ぶ 

リラックスした空間を持つ歯医者を選んでも嘔吐反射が起こる場合は、麻酔を利用した治療をすることで嘔吐反射を気にせずに治療を受けられます。

麻酔を利用した歯科治療には以下の2つがあります。 

  • 静脈麻酔法
  • 全身麻酔法

静脈麻酔法は、腕の血管などから点滴で向精神薬や鎮痛薬を注入するものです。薬の効果で軽めの麻酔状態になり、治療に対する恐怖感や痛みが和らぐだけでなく、嘔吐反射も軽減されます。

全身麻酔と異なり、ぼんやりとした状態ながら意識が残ります。また麻酔の効果が弱いことから、治療の安全性も高くなります。

これに対して全身麻酔法は、その名のとおり全身麻酔を使って意識のない状態で治療を行うものです。

意識がないため嘔吐反射も気にせずにすみ、気が付くと治療が終わっているのです。麻酔はガス状のものを吸い込み行います。

いずれの方法も麻酔を利用する点で一定のリスクがあるため、実施については歯科医としっかりと相談しましょう。 

まとめ 

今回は歯医者での治療における嘔吐反射について解説しました。嘔吐反射が原因で歯医者で治療を受けることができない場合は、麻酔を用いた治療を試してみてください。

以下は今回の記事のポイントです。

  • ・反射が原因で歯医者に通うことができず、口腔内の健康が害される恐れがある
  • 嘔吐反射の原因は3つ
  • 嘔吐反射を和らげるためにリラックスできる歯医者を見つけよう
  • 麻酔を用いた治療ならば嘔吐反射を気にせずに済む

歯医者に定期的に通うことで口腔内の環境を良くすることができます。嘔吐反射は生理的反応に基づくためコントロールするのは難しくなります。

そのため、あなたに合った方法で嘔吐反射を和らげ、歯医者で治療を受けられるようにしてください。

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