
「虫歯で歯がボロボロで恥ずかしい…歯医者にすら行きたくない…」
「虫歯を治したいけれど、ボロボロでもう手遅れかもしれない」
虫歯が歯の全体に及ぶと、まさに歯がボロボロの状態になり、恥ずかしいと思っている人もいるかもしれません。
人前で口を開けることに大きな抵抗を感じるようになり、歯医者に行くことすら難しくなります。
そもそもボロボロになってしまった歯を綺麗に治療することなどできるのでしょうか?そこで、今回の記事では…
- 歯医者はボロボロの歯に慣れている
- 歯全体を治療することができる
- 虫歯の具体的な治療方法
- ボロボロの歯を綺麗にするためのポイント
について紹介していきます。結論から述べるのであれば、虫歯で歯がボロボロならば今すぐ歯医者に行くべきです。
歯科医は歯全体がボロボロになった姿など見慣れています。そのため恥ずかしいと感じる必要はありません。
むしろ、今すぐに治療を開始して、一刻も早く綺麗な歯で毎日の生活を送るべきでしょう。
虫歯で歯がボロボロの場合は、「今すぐ歯医者に!」と覚えておいてください。
歯医者はボロボロの歯なんて気にしない
虫歯で歯がボロボロのときに湧きおこるのが「恥ずかしい、人に見せられない」という気持ちです。
たしかに家族や友人には歯を見せにくくなるでしょう。しかし、歯科医に対して恥ずかしさを感じる必要はありません。
冒頭でも述べたとおり、歯科医はボロボロの歯を見慣れています。そのため、動揺を感じることなくすぐに治療にうつることができるのです。
毎日たくさんの患者の口の中を見ている
そもそも歯科医は、毎日数多くの患者の口の中を見ています。
中にはほとんど治療の必要がないほど綺麗な口腔を有する人もいますが、歯全体が黒ずみ、欠けているなどボロボロの人も少なくないのです。
そのため、あなたの歯がボロボロだとしても、それは毎日訪れる数多くの患者の一人でしかありません。
歯科医は必要な治療を提供して、歯および口腔内の環境を改善できるように務めるだけです。
ボロボロだからこそ治療してあげたい
医療の業界に身を置く人の中には、状態の悪い患者であるからこそ「治したい!」という気持ちを強く抱く人物がいます。
そして、状態を改善することで患者から「ありがとうございました」の言葉をもらうことができると、嬉しさも倍増です。
こうした理由から、虫歯で歯がボロボロだとしても遠慮せずに歯科医を頼ってほしいです。すぐに治療にとりかかり、一定期間経過後にはきっと美しい歯を取り戻すことができます。
1本だけでなく歯全体を治療しよう
虫歯で歯がボロボロの場合、どこから治療をすべきかわからなくなるものです。
もちろん治療の手順は歯科医が決めるべきではあるのですが、どのように歯が治っていくのかがイメージできないと歯医者に行く気持ちも起こりません。
結論から述べると、歯の治療手順は具体的な歯の状態により大きく異なります。
しかし、1本だけ治療するケースはほとんどありません。歯全体がボロボロであるならば、1本を治療しても改善の効果を望むことができないためです。
そのため計画を立てて、一定期間をかけながら歯全体を一度に治療することになります。
治療期間は定期的に歯医者に通う必要もあり、精神的にも肉体的にも負担がかかります。しかし、「ここで治してしまえば、その後が楽」と強い気持ちで治療に望んでください。
虫歯の具体的な治療方法
ここからは虫歯の具体的な治療方法を確認してみましょう。
虫歯の進行度合いにより治療方法は大きく異なります。当然ながら虫歯が歯の奥に達すれば達するほど、治療も難しくなります。
以下の表では、虫歯の段階を4つに分けて、それぞれに必要な治療方法をまとめました。
虫歯の状態 |
症状 |
治療方法 |
歯の表面の虫歯 |
・痛みもほとんどない |
・虫歯の除去 ・修復材で補填 ・麻酔不要 |
象牙質まで達する虫歯 |
・冷たいものがしみる ・軽い痛みがある |
・虫歯の除去 ・インレー(詰め物)を利用する場合あり ・麻酔が必要 |
神経まで達する虫歯 |
・熱いものがしみる ・強い痛みがある |
・虫歯の除去 ・神経の除去 ・クラウンをかぶせる ・麻酔が必要 |
歯冠部まで達する虫歯 |
・激しい痛み ・その後は痛みすら感じなくなる |
・抜歯が必要な場合あり ・クラウンや部分入れ歯の利用 ・麻酔が必要 |
いかがでしょうか?虫歯治療の大まかなイメージができたでしょうか?
表からもわかるとおり、虫歯は初期の段階であればあるほど治療が簡単であり、患者への負担も小さくなります。
歯がボロボロになっている状態まで進行した虫歯については、根気強く治療に臨む必要があります。
ボロボロの歯を綺麗な歯にするポイント3選
虫歯治療の方法がイメージできたところで、最後にボロボロの歯を綺麗にするためのポイントを3つ紹介します。
これら3つを頭に入れておくことで、虫歯治療を完遂し、その後も健康な歯でい続けることができます。
治療が完全に終了するまで歯医者に通う
第一のポイントは、治療を途中で断念しないということです。歯がボロボロの状態を治療するには決して短くない期間が必要となります。
それこそ仕事の合間をぬって歯医者に通うことを考えると、半年以上の期間が必要になってもおかしくありません。
忙しくなると、ついつい「今日は治療に行かなくていいか、また落ち着いたら再開しよう」と考えてしまいます。そうして歯医者に通わなくなり、虫歯がまた広がっていくのです。
こうした悪循環を避けるためにも、治療に着手したら最後まで完遂しましょう。
虫歯を治療することで、人前で口を開けることに抵抗がなくなり、日常生活におけるデメリットが解消されます。最後までしっかりと治療することを心に決めておいてください。
日常生活の不安や不便も歯科医に相談する
虫歯の治療をしていると、様々な不安が頭をよぎります。
「本当にこのまま完全に治すことができるのだろうか…」「治療を始めて、食べ物がしみるようになった」「麻酔が怖い」…こうした不安や不便については、自分で納得しようとせずに歯科医に相談していきましょう。
そうすることで、不安や不便に対する回答を聞くことができ、安心できるのです。
治療が長引けば長引くほど精神的な負担は大きくなるため、歯科医と二人三脚で治療を完遂する必要があります。
治療後は定期的に歯科検診を受ける
虫歯の治療は一定期間を費やすことで完遂することができます。完遂したとき、あなたの歯は見違えるほどに綺麗なものとなっているでしょう。
しかし健康を歯を保つという意味では、治療完遂後の生活も重要です。二度と同じように歯をボロボロにしないために、少なくとも半年に1度は定期検診を受けて、虫歯の進行を確認していきましょう。
先ほども述べたとおり、軽度の虫歯は負担なくすぐに治療することができます。そのため定期的な検診が重要な意味も持つのですね。
また必要に応じて、歯のクリーニングも3か月に1度は受けることをおすすめします。
ボロボロの歯にはセラミック矯正もおすすめ
虫歯で歯がボロボロの場合、セラミック矯正も一つの選択肢となります。
セラミック矯正は元の歯を削り、セラミックでできた人工歯をかぶせるものです。
天然歯を削ることになるため、歯の寿命を短くする点にデメリットがありますが、そもそも虫歯で歯がボロボロであるならばそのデメリットはほぼ関係なくなります。
ただし歯の歯冠部まで到達する虫歯の場合は、土台からしっかりと作らなければなりません。
あなたの歯の状態によりセラミック矯正にどれだけコストがかかるかも異なるため、歯科医を相談してみてください。
セラミック矯正であれば虫歯でボロボロの歯を削り、人工歯を利用して美しい歯並びを作ることができます。
美しい歯並びがあれば咀嚼の負担も軽減されるため、虫歯で歯がボロボロの人はぜひとも検討してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は虫歯で歯がボロボロな場合の治療について解説しました。以下は今回の記事のポイントです。
- ボロボロの歯を歯科医に診せることを恥ずかしがる必要はない
- 治療を開始したら、すべて治るまで治療を続けよう
- 虫歯は軽度なほど治療が簡単
- 治療完遂後は半年に1回は定期検診を受けよう
虫歯で歯がボロボロだと、日常生活に大きな支障をきたします。恥ずかしがることなく、すぐにでも歯科医に相談して治療を開始しましょう。
そうすることで、綺麗な歯を取り戻し、明るく楽しい毎日を送ることができます。