老後の健康と今の美しさのために!大人になってからの歯列矯正のポイント

 

 「歯列矯正をしたいけれど、老後も綺麗な歯でいられるのかな?」

「歯列矯正は若いうちに受けるイメージがあるけれど、大人になってからも歯並びを綺麗にできる?」

昨今は日本でも歯列矯正が認知度を高めており、若いうちから歯並びを綺麗にしようと考える人が増えてきました。

未だに欧米諸国ほど多くの人が取り組んではいないものの、日本においても少しずつ歯並びを綺麗にすることの重要性が認知されてきているのです。

今回は大人になってから取り組む歯列矯正について解説します。大人であっても歯並びを綺麗にすることにより人前で口を開けることの抵抗感が減るなどの恩恵を得ることができます。

しかし大人は子供ほど歯を動かしやすいわけではなく、また矯正中の外観が気になるなどの問題点もあります。

そのため老後に備えて大人になってから歯列矯正する際は、矯正によるトラブルを把握して、それらを回避するためにあなたに合った歯科医院を選ぶ必要があります。

この記事を読み、あなたも将来のために歯並びを綺麗にして、虫歯や歯周病を予防することを検討してみてください。

歯列矯正と年齢の関係

はじめに歯列矯正と年齢の関係について確認してみましょう。歯列矯正の一つであるワイヤー矯正は小学生が行っているイメージも強いですが、昨今は大人であっても行うケースが増えました。

歯列矯正はいつまでに受けるべき?

そもそもいつまでに歯列矯正を行うべきかについて明確な基準は存在しません。しかし、若い頃の方が歯を抜かずに矯正できる場合が多いのは確かです。

そのため小学生の内からワイヤー矯正をするケースが多いのですね。特に欧米諸国では学生のうちに歯列矯正で歯並びを整えてしまう場合が多くなります。

従来は日本においても、歯列矯正を受ける患者には学生が多かったのですが、昨今はそこに変化が起きています。30代から70代以降まで幅広い年齢層の人物が歯列矯正を受けるようになっているのです。

これは歯並びを綺麗にするだけでなく、歯列矯正が虫歯・歯周病の予防に大きな効果を持つことが理解されてきているためと考えられます。

以上のように現代において歯列矯正を受ける際に年齢は関係なくなってきています。口腔内の健康と外観の美しさのために、あなたも歯列矯正を検討してみてください。

70代以降に多い前歯の矯正

先ほど70代の患者が増えてきていると述べましたが、人の歯は加齢とともに中心に寄っていきます。そのため老後に前歯だけで矯正して、外観を整えつつ食事しやすくするケースがあるのです。

このように年齢と歯の状態により、あなたに適した矯正は異なります。そのため歯列矯正によって起こり得るトラブルを知り、あなたに合った歯科医院を選べるようになることは実に重要なのです。

高齢者(65歳以上)の歯列矯正が増えている

歯列矯正に年齢は関係なく高齢者であっても歯並びを正すことで恩恵を得ることができます。ここでは高齢者の歯列矯正について、より詳しく確認していきましょう。

65歳以上の人が歯科治療を行う数の増加

以下の図は、年齢階級別に算出した歯科診療所の受療率です。

引用:「平成22年度厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業研究事業)分担研究報告書」

このように時代が進むにつれて、65歳以上の人が歯科治療を行う数が右肩上がりに増えてきているのです。この中には当然、歯列矯正も含まれています。

高齢になっても自分の歯で食事をしたいというニーズの高まりをうかがわせる結果ということができるでしょう。

老後に歯列矯正をするメリット

このように老後であっても歯列矯正を受ける人が増えてきています。それは、老後に歯列矯正をすることで、以下のようなメリットがあるためです。

  • 天然歯を長持ちさせることができる
  • 自分の力で咀嚼しやすくなる
  • 歯を清潔に保ちやすくなる
  • かみ合わせが改善され、肩こりや頭痛が和らぐ

人は加齢と共に顎の力も衰えますが、その際に正しい歯並びがあることで周辺組織に負担をかけずに咀嚼することができます。つまり、歯列矯正をして歯並びを整えた方が老後の食生活が乱れずに済むのです。

また歯を清潔に保ちやすくなることで、天然歯を長持ちさせることもできます。

以上のように老後であっても歯列矯正をすることで大きなメリットを得られるのです。それもあって昨今は老後に歯列矯正をする人が増えています。

歯列矯正におけるトラブル・失敗

老後も健康な歯並びを維持すべく大人になってからの歯列矯正が増えているとわかったところで、続いては歯列矯正によるトラブルについて解説します。

歯列矯正は、信頼できる歯科医院を選んで受ける限り決して危険なものではありません。

しかし歯科医院選びを誤ると、トラブルや失敗が起こる恐れも存在します。

老後に向けて歯並びを綺麗にするつもりが、矯正によって逆に歯並びがおかしくなってしまったのでは元も子もありませんよね。

起こり得るトラブルを事前に把握し、対処法を考えていきましょう。 

かみ合わせが改善されなかった 

歯列矯正は以下の2つの観点を重視して行うべきものです。

  1. 審美性
  2. かみ合わせ

しかし歯列矯正について十分な技術を持たない歯科医院を選んでしまうと、上記のうちの2が疎かになるケースが多々あります。

つまり外観上は確かに歯並びが美しくなったものの、かみ合わせが改善されていない、もしくはかみ合わせが悪化したことにより食事の痛みや頭痛を引き起こすのです。

歯並びの悪さは往々にしてかみ合わせの悪さと密接なつながりを有しています。そのため歯列矯正の際は審美性のみならずかみ合わせについてもしっかりと対応しなければならないのですね。

歯科医院を探す場合は、かみ合わせまで考慮した治療のできるものを探していきましょう。

正中がずれた

かみ合わせへの配慮ができていない場合、歯列矯正することで正中がずれるトラブルがあります。つまり上下の前歯2本の中心がずれてしまうのです。

正中がずれると、食べ物を噛みにくくなり、また正面から見た顔立ちも歪みます。

さらにはかみ合わせのずれから顎や首の筋肉に負担がかかり、頭痛・肩こり・顎関節症といった症状を引き起こす恐れもあります。 

 後戻りした 

矯正直後は完璧に見えたものが、時間経過でもとの悪い歯並びに戻ってしまうトラブルもあります。これを「後戻り」といいます。

こちらのトラブルはしっかりと矯正した歯が根付く前に、治療をやめてしまうことにより起こります。またそもそもの矯正方法があなたに合っておらず、無理に歯の位置をずらしたことによっても起こります。

つまりは歯科医の未熟によって起こるケースが多いのです。歯の矯正方法には大きく以下の3つがあります。

  1. ワイヤー矯正
  2. マウスピース矯正
  3. セラミック矯正

そして、歯の状態によりどの矯正方法が合っているかは異なります。例えば、マウスピース矯正は矯正器具が目立ちにくい方法ですが、ワイヤー矯正ほど悪い歯並びに対応できるものではありません。

こうした矯正方法を適切に選んでくれる歯科医院を見つけましょう。

矯正中の痛みが強かった

歯列矯正は基本的に長い時間をかけて歯の位置をずらしていくものです。そのため歯に圧力がかかる痛みというものが発生します。

セラミック矯正は元の歯を削って上から人工歯をかぶせるものですが、歯を削ることで染みるような痛みが発生する恐れがあります。

このように歯列矯正には痛みが出る場合があるのです。もちろん、あなたに合った矯正方法を選択することで耐えられないような痛みが発生することはほとんどありません。

また痛みについては、医師から処方される痛み止めを用いてコントロールすることもできます。

一方で矯正方法があなたに合っていないようなケースでは、痛みの強さから治療を途中で断念してしまうこともあります。つまり歯並びを綺麗にする効果を得ることができずに終わってしまうのですね。

こうしたトラブルを防ぐためにも、やはりあなたに合った歯科医院を選ぶことが求められます。

歯列矯正失敗の原因

 

歯列矯正におけるトラブル・失敗について理解したところで、それらの原因となる要素について解説していきます。

原因を理解することができれば、それを回避できるためです。歯列矯正が失敗する原因には大きく以下の3つがあります。

矯正方法と歯並びが合っていない 

記事の中でも繰り返し述べていますが、歯列矯正の方法があなたの歯の状態に合っていないことが失敗につながります。

先ほども述べたとおり、マウスピース矯正は目立ちにくいですがワイヤー矯正ほど様々な歯並びに対応できるわけではありません。

 一方でワイヤー矯正は金属器具が口腔内を傷つける恐れを有しています。セラミック矯正は短期間で歯並びを美しくできますが、削ることにより元の歯の寿命が短くなるリスクがあります。

このように矯正方法ごとにメリットとデメリットが違うため、あなたの歯の状態に適した方法を選択しなければ失敗の恐れが高まるのですね。

矯正方法については医師とのカウンセリングでじっくりと相談していきましょう。

カウンセリングが不十分

歯列矯正を行う際は、施術に入る前にカウンセリングがあります。そこでは施術方法の説明があり、リスクやデメリットの説明もあります。

つまりカウンセリングこそ患者の不安を解消する質問の場なのですね。こうしたカウンセリングが不十分であると、患者と医師の間にすれ違いがあるまま施術に入ってしまう恐れがあります。

そのためカウンセリングをしっかりと受けることは患者であるあなたのためにもなるのです。とはいっても専門知識がない状態で医師の不注意を見抜くことは決して簡単ではありません。

そういった不安については、セカンドオピニオンを利用して対処していきましょう。複数の歯科医院でカウンセリングを受けることで、トラブルと失敗を回避できる可能性が高まります。

痛みへの対処法の理解不足

痛みから歯列矯正を途中でやめてしまうケースでは、患者側が痛みへの対処法を知らないことが多くなります。

つまり痛み止めでコントロール可能かつ一時的な痛みであるにもかかわらず、それを原因として矯正を途中放棄してしまうのです。

こうした理解不足は患者の責任というわけではなく、むしろ説明責任を果たさなかった医師に原因があります。

ただし患者の側から「歯列矯正には少なからず痛みのリスクがあるが、それは痛み止めなどでコントロールできる」と理解しておくことも重要です。

こういった痛みについてもカウンセリングでしっかりと疑問と不安を解消しておきましょう。

あなたに合った歯科医院を選ぼう 

記事の最後はあなたに合った歯科医院の選び方についての解説です。ここまで口を酸っぱくして歯列矯正を受ける際は適切な歯科医院を選ぶことが重要と述べてきました。

以下では選び方の3つのポイントを紹介するので、頭に入れておいてください。

矯正の失敗を防ぐためには歯科医院選びが重要

あなたに合った歯科医院を選ぶことで以下の恩恵を受けることができます。

  • 審美性・かみ合わせともに改善される歯列矯正の実現
  • 後戻りのリスク軽減
  • 矯正中の痛みの軽減

昨今は歯列矯正の審美性が大きく取り上げられますが、歯が食事のために用いられるものである以上、かみ合わせや健康といった側面も無視することはできません。

また歯列矯正には一定の費用がかかるため、トラブルと失敗のリスクが少なく、長持ちする矯正を実現させたいでしょう。

そのためには時間をかけてでもあなたに合った歯科医院を選ぶ必要があるのです。

あなたに合った歯科医院を選ぶ3つのポイント

あなたに合った視界を選ぶためには、以下の3つのポイントに注意していきましょう。

  • 専門医・指導医・認定医のいる歯科医院を選ぶ
  • カウンセリングでリスクとデメリットを説明してくれるか確認
  • アフターケアの充実度を確認

 以下ではそれぞれのポイントを詳しく解説します。

専門医・指導医・認定医のいる歯科医院を選ぶ 

専門医・指導医・認定医はいずれも高い技術を有する医師に認められる資格です。それぞれの違いは以下のとおりとなります。

名称

特徴

人数(全国)

認定医

1990年に創設された制度で、矯正歯科医療の技術の向上を目的としている。学会が認めた大学病院や矯正歯科医院にて5年以上の臨床経験を有し、学会発表などで審査に合格した者に与えられる。

約3,000人

指導医

認定医を目指す研修医を指導するための資格。大学の矯正歯科で3年以上の教育指導歴が求められる。

約600人

専門医

2006年に創設された制度で、矯正歯科の技術をより高く発展させ、かつ研修医の指導を高いレベルで行うための資格。認定医の中から、試問審査に合格し、かつ学術大会で症例報告をした者に与えられる。

約300人

実際の歯科医院選びに上記の3つの資格を活かしていく際は、専門医は全国でも300人と数が少ないため、まずは認定医のいる歯科医院を探すと良いでしょう。

そして実際の施術まで認定医が行ってくれる歯科医院であれば失敗とトラブルを回避できる可能性が高くなります。

カウンセリングでリスクとデメリットを説明してくれるか確認 

カウンセリング時は、方法の説明のみならず、そこにあるリスクとデメリットまでしっかりと説明してくれる歯科医院を選ぶべきです。

先ほども述べたとおり矯正方法はそれぞれメリットとデメリットを有しています。そこの説明を疎かにして一つの方法の良い面ばかりを強調する歯科医院は信頼に値しないでしょう。

その際は、一度ほかの歯科医院でもカウンセリングを受けてみることをおすすめします。手間にも思えますが、将来にわたる大きなトラブルを回避するためなので歯科医院選びは疎かにしてはいけません。

アフターケアの充実度を確認

歯科医院によっては、矯正のアフターケアを充実させているところもあります。

痛みが発生した際の対処法を丁寧に教えてくれたり、矯正後の検診が無料だったりするなどアフターケアの具体的な内容は歯科医院により異なります。

こうしたアフターケアの充実度は優れた歯科医院を選ぶ際のポイントになります。 

今回の記事で紹介したトラブルと失敗の例を念頭において、それに応じたアフターケアがあるか否かまで確認してから実際の施術に入りましょう。 

まとめ

いかがだったでしょうか?今回の記事では、大人になってからの歯列矯正について解説しました。

従来は歯列矯正を子供の頃に受けるケースが多かったのですが、昨今は老後の口腔内の健康や審美性を考えて、大人になってから歯列矯正を受ける例も増えてきています。

ワイヤー矯正やマウスピース矯正の場合、歯並びを綺麗にするまでに1年~2年といった長い期間がかかりますが、それを耐えることで将来にわたってリスクの低い美しい歯並びを手に入れることができるのです。

あなたも今回の記事で紹介したトラブルと失敗例を避けるかたちで歯科医院選びを徹底しながら、歯列矯正を検討してみてください。

美しい歯並びを手に入れることで健康面に資するだけでなく、人間関係に前向きになることもできます。大人であっても美しい歯並びの重要性は高いといえるでしょう。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です