
「セラミック矯正をしたいけれど、料金が高くて…」
「ローンってどう組むの?」
このような不安を持たれている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、セラミック矯正の治療代を分割払いについてご紹介します。デンタルローンや院内分割についても解説するので、参考にしてみてください。
セラミック矯正とは
まずは、セラミック矯正の特徴や期間、値段をご紹介します。
セラミック矯正の特徴
セラミック矯正とは、歯並びが悪く見える原因となっている歯を削り、上からセラミックでつくった被せ物をすることで、見た目を改善する方法です。
実際の傾いた歯をまっすぐにしたり、位置を変えたりはしないまま矯正を行うので、ワイヤー矯正やマウスピース矯正とは根本的に異なります。
健康な自然の歯を削るというデメリットはありますが、治療期間が大幅に短くなるのが大きなメリットです。
セラミック矯正の治療期間
セラミック矯正の平均的な治療期間は1か月~2か月で、他の矯正方法と比べてもかなり短いのが特徴です。
ワイヤー矯正:2年~3年
マウスピース矯正:1年半~2年
セラミック矯正:1か月~2か月
1か月~2か月なので、通院回数も3回~5回程度で完結します。治療期間の早さ、通院回数の少なさはセラミック矯正の大きな魅力です。
セラミック矯正の値段
セラミック矯正にかかる費用は、歯1本あたり10万円~20万円です。
歯全体の矯正には向きませんが、矯正する歯の本数が少ない場合は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正よりもセラミック矯正の方が安くなります。
セラミック矯正の分割払いの方法①デンタルローンとは?
矯正治療・インプラント治療・ホワイトニングなどの保険適用外の自費治療は高額になりがちです。デンタルローンはそんな時におすすめできます。
デンタルローンとは
デンタルローンとは、歯科医療費への支払いのために組むローンのことで、歯科治療以外の目的に使用することはできません。いわゆる歯科専用のローンです。
また、自費治療のみならず保険治療の歯科治療にも適応できます。
デンタルローンのメリット
デンタルローンのメリットは以下の通りです。
- 大金を持ち出さなくてもローン会社から歯科医院に直接入金される。
- 審査が厳しくない。(20歳以上・安定した収入・目的が歯科治療をクリアすれば大丈夫)
- 担保や保証人、連帯保証人は必要ないケースが多い。
- 歯科医院がローン会社を紹介してくれる場合は手間が無い。
- 分割回数が最大80回超えるローン会社が多いので、毎月の返済額が不安な方も組みやすい。
審査が厳しくなく、80回を超えるようなローンにも対応してくれる会社が多いのが、最も大きなメリットでしょう。
デンタルローンのデメリット
デンタルローンにはデメリットもあります。主に以下の2つです。
- 事前審査~矯正開始までの期間は治療ができない。
- 20歳以下の場合は親名義でローンを組む必要がある。
治療をする前によく確認するようにしましょう。
デンタルローンの組み方の手順
かかりつけの歯科医院にデンタルローンがあった場合の流れをご説明します。
- デンタルローンの申し込み(専用用紙に記載)
- 事前審査
- 審査通過
- 口座手続き
- 矯正治療・毎月の返済スタート
以上のような流れが一般的です。
基本的には、デンタルローンを組みたいときは、歯科医院に直接申し出れば良いのですが、歯科医院で取り扱いのデンタルローンが無い場合は、自分で金融機関を探して手続きを行わなくてはなりません。
デンタルローンをお考えの方は一度かかりつけの歯科医院に相談しましょう。
セラミック矯正の分割払いの方法②院内分割とは
院内分割についても、詳しく解説します。
院内分割とは
院内分割とは、歯科医院と直接支払いの分割を契約する方法です。
院内分割をやっていない歯科医院もありますので、一度歯科医院に相談してみましょう。
院内分割のメリット
院内分割のメリットは以下の通りです。
- 直接交渉や相談ができるのでデンタルローンより簡単。
- 金利や手数料が0円の場合もある。(例えば、分割回数10回までなら…など)
- 審査を待つ時間がなくすぐに矯正治療に取り掛かれる。
簡単で手軽だというメリットがあります。
院内分割のデメリット
院内分割のデメリットは、最大分割回数がデンタルローンよりも少ない設定の歯科医院が多いので、毎月の返済額はデンタルローンよりも多くなることです。
院内分割の組み方と手順
院内分割のできる歯科医院での流れは以下の通りです。
- 院内分割の申し込み
- 分割回数の相談(治療期間内で支払える分割回数までが多い)
- 成立
- 矯正治療・毎月の返済スタート
セラミック矯正は医療費控除が受けられる
実は、セラミック矯正治療も医療費控除が受けられることはご存じでしょうか。
最後に、医療費控除についてご説明します。
医療費控除とは
家族で合計して1年間の医療費が10万円を超える場合は、確定申告をすることで一定金額の所得控除を受けることで、税金の減税ができるシステムです。
治療費全顎が控除される訳ではないということを覚えておきましょう。
※1年間とは、1月1日から12月31日までの1年間を指します。
※医療費とは、病気の治療のための病院費用や薬局での薬の購入などが含まれます。さらに、病気のため通院・入院に付き添った家族の交通費も含まれるのです。
※医療費控除は過去5年まで遡ることができます。
セラミック矯正は医療費控除できる
歯科治療のうち矯正治療、セラミック矯正は医療費控除ができます。しかし、同じ矯正治療でも美容目的のための治療は適応外になりますので注意しましょう。
また、子供のセラミック治療で家族が付きそう場合の交通費も医療費控除の対象になります。
しかし、自家用車や自転車は適応外であくまで交通機関を利用した場合のみの適応です。診察券の保管や通院日、金額などを控えておきましょう。
セラミック矯正は分割払いをうまく活用しよう
セラミック矯正をお考えの方で料金にお困りの際には、デンタルローンや院内分割を活用するのがおすすめです。
永久歯になると一生生え変わってくることはありませんので、思い立ったその時が矯正をやるタイミングだと思います。
早く治療をすることが大切です。一度かかりつけの歯科医院に相談してみましょう。